WILL ~あなたの願い、叶えます~
真面目でカタくて誠実だと思い込んでいたあの男だって、他の男を想う由紀ちゃんに手を出す様な人だったのだからお互い様だ。


お互いしこたま飲んだ後だ。
もし彼が後になって後悔することになっても、こっちは忘れてしまったことにすればいい。

無かったことにするのは簡単で、――慣れている。
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