もう少し早ければ…

急に言われても…



そのまま千葉くんは、何も言わずに

自分の席に座って音楽プレイヤーを取り出し

イヤホンをして

音楽を聴き始めた



自分でもわからなかったなんでこんなに涙が流れてくるのか


とても不思議だった!

だって私は…

先輩が好きなのに…

レオンは、幼なじみで、

もうわけわかんないよ〜…ーー

わかんないとか言ってるけど

心の中ではわかっていた

先輩は、もう諦めなきゃいけない…

先輩に告白しても叶わない

失恋したんだってことと

レオンは、幼なじみとしての関係にうんざりしているから

朝も今まで通り接してるけど

嫌がってること

二人のことが急なことすぎて

認めたくなかったんだって

そう思ったら涙は、止まらず

余計にあふれてきた


千葉くんは、ちらっと私を見ると

イヤホンを外して

音楽プレイヤーごと机に置いて私のもとへと歩みよってきた


< 23 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop