もう少し早ければ…
急に言われても…
そのまま千葉くんは、何も言わずに
自分の席に座って音楽プレイヤーを取り出し
イヤホンをして
音楽を聴き始めた
自分でもわからなかったなんでこんなに涙が流れてくるのか
とても不思議だった!
だって私は…
先輩が好きなのに…
レオンは、幼なじみで、
もうわけわかんないよ〜…ーー
わかんないとか言ってるけど
心の中ではわかっていた
先輩は、もう諦めなきゃいけない…
先輩に告白しても叶わない
失恋したんだってことと
レオンは、幼なじみとしての関係にうんざりしているから
朝も今まで通り接してるけど
嫌がってること
二人のことが急なことすぎて
認めたくなかったんだって
そう思ったら涙は、止まらず
余計にあふれてきた
千葉くんは、ちらっと私を見ると
イヤホンを外して
音楽プレイヤーごと机に置いて私のもとへと歩みよってきた