教室チェンジ
そこに立っていたのは美里と片山くんの親友であり、の原田海翔(はらだかいと)だった。

「え、何事??」
と、私が言うと、

「さっきから、心配で廊下で待ってたのよ。あんたらの声がデカイから全部聞こえてた。」
と、美里。

「入れ替わったなんて信じらんねーけどーやらそうらしいな。」
と、原田くんが言う。

「本当に入れ替わったとして、これからの生活どうするとかは思わなかった訳!?」

美里はごもっともだ。だけど、入れ替わったのをなんとかすればいい話だ。

「とにかく、来て。」
私と片山くんがグイッと美里に引っ張られて、廊下に出された。

その瞬間。ふわっと意識が飛んで、変な感じがした。

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