愛され姫と孤独姫
in.蝶羽
せっかく屋上で寝てたのに
あいつらのせいで
屋上にはもう行けないから
理事長で寝てるか
ガチャッ
あ。またノックしないで入ってしまった
そこには
るーちゃんとさっくんの姿があった
瑠希「蝶羽どうしたー?」
蝶羽「寝に来た」
櫻人「寝るのもほどほどにな」
蝶羽「わかってるよ
さっくん」
瑠希「何時に起こせばいい?」
蝶羽「4時くらいに起こして」
瑠希「あぁ。わかった」
蝶羽「おやすみなさーい」
瑠希・櫻人『おやすみ』
in.瑠希
瑠希「あいつ
ホントに笑わないな...」
櫻人「だな...
全部あいつらのせいだろ...!」
瑠希「落ち着け。
お前のその気持ちは十分わかる。
でも俺らにできるのは傍にいてやる事だけだ」
櫻人「それでも...!
あいつらが許せない
あいつらのせいで蝶羽がっ!」
瑠希「あいつらがいてくれたらな...
蝶羽も昔みたいに笑うだろうな...」
あいつらは
どこに行きやがった...
蝶羽はお前らの事を待っているのに
お前らは蝶羽の事がどうでもよくなったのかよ....
side.蝶羽
瑠希「お...おい...蝶羽お...起きろー」
蝶羽「ん...起きる。」
瑠希「おはよう」
蝶羽「さっくんは?」
櫻人「俺ならここにいるぞ?」
蝶羽「さっくん♪」
ギュッ
瑠希「はぁぁぁぁあぁ!?
櫻人ずるっ!!!!はぁぁぁあ!?
蝶羽から離れろ!!!!」
櫻人「ちょ、やばっ/////
絶対蝶羽寝ぼけてるだろ...」
蝶羽「るーちゃんも
ギュッする?」
瑠希「するするするするする!!!!!」
蝶羽「いいよ♪」
ギュッ
瑠希「天使だ天使だぁぁぁぁあ!!!」
蝶羽「ん...?あれ?私何してんだろ
は?何でるーちゃんと抱き合ってんの?」
櫻人(ようやく目がぱっちりと覚めたか)
瑠希「うぅ....(泣」
蝶羽「るーちゃん」
瑠希「んー?」
ヨシヨシ
瑠希「え...?」
蝶羽「さっくん」
櫻人「ん?」
ヨシヨシ
櫻人「は?え?」
蝶羽「起こしてくれてありがと
後私の事を心配してくれてありがと(ニコッ」
瑠希・櫻人『蝶羽が...笑った...?』
蝶羽「明日ねー」
ガチャッ
2人もありがと
私の事を心配してくれて...
すごい嬉しかった
私心の底から笑えてたのかな?
でも
あの時よりは心の底から笑えた気がする!
side.瑠希
瑠希「蝶羽笑ったよな...?」
櫻人「あぁ...笑ったな」
瑠希「ありがとうってなんだ?
まさかあの時の会話聞かれてたのか?」
櫻人「それはありえるな...
大声だったしな...」
瑠希「聞かれてたのかわからんが
笑ってくれてよかったよ....」
蝶羽笑ったな。
俺はっ!お前の笑顔が大好きだぞ