犬系男子を被った王子様
悶々と考えている結果、、
たどり着いた場所は…
「屋上に来ちゃった…」
まだ少し肌寒く日差しがポカポカと照り付ける。
少し身を縮め屋上へごろんと寝転がる…。
あぁ、この開放感、、好きだ。
んーー!っと伸びをする私。
空は清みきっているのに私の心は曇り。
もやっとするこの心にかかった気持ちはなんだろう。
ゆっくりと目を閉じる私。
お日様が暖かい。
犬川君…。
私がこころの中で彼の名前を呟く。
「寒くないのか?猫宮…」
頭上から声が聞こえるとそこにいたのは、