犬系男子を被った王子様
「それは、楽しいけど…」
楽しいけど…これは、好き?って気持ちなのかな…。
ふと、頭のなかをよぎる素朴な疑問。
「気持ちに気づくとな止まらないんだよ…嘘つけないし…」
「そうなんだ、、止まらない…か、」
小さく微笑むと宇佐川君もクスッと微笑む。
「まぁ、今はそのままでいいんじゃない?俺は、これからの冬夜が楽しみだし!」
そう言い立ち上がる宇佐川君に私も立ち上がる。
「ん〜なんかよく分からないけど…宇佐川君!ありがと!」
そう言いクルッと、方向を変え屋上から出ようとする私。