犬系男子を被った王子様



「猫宮さん、俺とご飯食べない?」



紫音君が私の手を握って優しい笑顔を見せながら微笑む。


ど、どうしよう、、


私はオロオロする。
でも、グッと息を吸って私は



「ごめんね、紫音君、私他の人と食べる約束しちゃったから…ごめんなさい!!」



そう言って私は紫音君から離れてダッと、教室からでた。


生憎、紫音君は追いかけてこない…。
良かったぁと、思いながら私は急いで屋上へ行った。



ドアを開けると犬川君が私に気づいて手を振る。



「ご、ごめんね、犬川君、、遅れちゃって…」



私は小走りに犬川君に近寄る。





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