犬系男子を被った王子様
「ど、したの?猫宮さん、、俺何かした?」
犬川君は私の顔を除き私の表情を確認すると目を見開く。
「っ、、くぅ、、ぅ、」
だって、私、、涙が出てる。
「猫宮さん?!え、ごめんね!俺、もしかして怖がらせちゃった?!」
犬川君は苦しそうな顔をする。
「だって、、す、き、なんだ、もん、、」
「…え?」
「好きになっちゃったんだもん、、」
ここまで言うと犬川君は私の顔を両手で持ち上げる。
「キャ,…、、い、犬川、くん、、」
顔を上に向けたので私は犬川君の顔を見つめる感じになる。