犬系男子を被った王子様



「で、でも、な、なんでいきなり?」


噛み噛みの私の発音に犬川君は笑いながら、私の口許に指を当てて、


「んー秘密!」


可愛らしい笑顔で微笑んだ。
何か、周りに花が咲いた気がするのは気のせいかな?



焦りを感じながらも私は笑顔で微笑んだ。


「何で、アイツと、、」


だけど、その様子を見て誰かが呟いたのを私は知らない。


――――――――――
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――――――



「猫宮さん、行こうか!」


時は放課後…。
私と犬川君はデートをするために一緒に帰る。


「猫宮さん、今日は予定平気?」



校門から出る時、犬川君は私に質問をする。
それに、私は考えて頷く。



今日の予定はフリーだ。というか、いつでもフリー…。だから、平気。


そう思いながら自分で頷く私。



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