犬系男子を被った王子様
「猫宮さん、どうしたの?そんなにキョロキョロして」
私の行動に気が付いたのか犬川君は私の隣を歩きながら私の顔を覗く。
「え~と…迷子になったらもう、、帰れないかと…」
私が恥ずかしながらに言うと犬川君は驚いた顔をして、そして、
「く、ははは!面白いな~猫宮さん、まぁ、心配すんなよ…迷子になったら俺が確実に探してやる」
何故か自信満々の犬川君に私は不思議と信じられて…頷いた。
しばらく歩いてると、、
「着いたよ猫宮さん」
「わぁぁぁ!とっても綺麗!」
目の前の景色にとても驚いて私は声をあげる。