犬系男子を被った王子様
「たっだいま~」
そして、お決まりに家に入ると、
「おかえり~淋姉」
「、、、、え?」
声が聞こえて目線をあげるとそこにいたのは…
「りょ、涼くん?!」
「正解♪淋姉遅かったね~」
涼君は私の腕を引きリビングに入らせる。
私は小走りで涼君の後に続く。
「あぁ!淋姉に会いたかった~」
そう言って涼君は私を思いっきり抱き締める。
涼君、見ない間に格好良くなったなぁ…。
涼君の顔を見て思う私。
涼君は私が羨ましいぐらいにカッコいいです。
二重の目に、サラサラな髪の毛はうっすら茶色がかっていて、、
「格好良くなったね、涼君」
私は涼君の頭を撫でる。