犬系男子を被った王子様
~犬Side~
翌日―――。
「淋の家、、、ここ?だよな…」
いつも帰りに家まで送ってるが、プライベートで来るのは今日が初めてなので心配になり表札を確認する…。
うん、猫宮って書いてある。
俺は深呼吸をして家のチャイムを押した。
そしたら、ドアの向こうから廊下の走る音が聞こえる。
可愛いな…淋は、、
思わずにやけてしまう。
だが、、、
「いらっしゃい、、、あ、」
目を疑った。
目の前にいるのは幼さを残した美少年。
すると、その後ろから淋が走ってくる。
「冬夜君!!いらっしゃい♪」
ニコッと微笑みかける淋。