犬系男子を被った王子様
「冬夜君!今日は来てくれてありがとう」
リビングに入ると淋は笑顔で俺に駆け寄ってくる。
可愛いな、。本当に可愛い。特に、、
「私服可愛いね」
「え、あ、ありがとう、、冬夜君も格好いいよ私服…普段と違って…」
語尾が小さくなったがはっきりと聞こえた。
本当に可愛い。
これしか言えない…。
「淋姉…そいつ、誰?」
涼がしかめっ面で俺を指差す。
「あ、涼君この人は…「どうも、初めまして淋の“彼氏“の犬川冬夜です、」」
俺は淋の声をさえぎり涼に自己紹介をすると、
涼は冷たい顔をする。
「へぇ~~よろしくお願いします犬川さん」
涼は天使みたいな笑顔を張り付けて俺に挨拶をしてきた。