犬系男子を被った王子様



「あ、お帰り~冬夜君、涼君何かしなかった?」



淋は不安そうに俺を見つめる。
激可愛いだ。


「ん、何でもない…」


俺はそう言い淋の隣に座り飲み物を飲むと淋はアワアワと口を震わせる。


俺が首をかしげると淋は小声で…



「それ、わ、私のこ、コップ…」


ゴニョゴニョと最後は聞き取れなかったけど俺はニヤっと微笑み、、



「関節キスそんなに恥ずか「キャーー!や、やめて冬夜君!!」」



俺の言葉を遮って淋は叫んだ。
それに俺がクスクスと笑うと、、


ピロリロリン


メールが来る。
誰だ?と、思いメールフォルダを開くと…


「はは、、、」


思わず、失笑だ…。



「どうしたの?冬夜君」


淋が疑問そうに俺を見ると俺は首を横に振り、
ケータイを閉じた。


何てったって宛先は涼で、内容は淋には言えない内容なんだから…。





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