犬系男子を被った王子様
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「じゃあ今日はお邪魔しました…」
「ううん、平気だよ!こっちも今日は楽しかった」
そう言って笑う淋はとても可愛い。
やがて、俺の中でも淋を独占したい気持ちが溢れてくる。
だけど、そこは堪えたい。
淋を大事にしたいから…お互いもう少し、、。
「それじゃあお邪魔しました~」
「うん、あ、今度は出来ればだけど冬夜君のお家に行けたら行きたいな」
その言葉に俺は微笑んで淋の頭の上に手を置いて、
「じゃあその内な」
そう言った。
その言葉に淋はパァァアと、顔を輝かせて頷いた。
「それじゃあ」
「うん、バイバイ」
そう言って俺は淋の家から出た。
今日は、とんだ訪問者が猫宮家に来た日だ。
犬Side ~終わり~