犬系男子を被った王子様
・猫系女子×初めての出来事
「暑い…」
夏休みも後、後半に迫った今日。
私、淋は庭に水まき中。
「淋姉!!俺、悪いけど、、明日帰る予定なんだけど…平気?!」
「平気だよ涼君、それ昨日も聞いたよ…」
涼君の夏休みは明明後日で終わりだから早めに明日帰る予定。
だから、いつもの涼君過保護が私に降ってくる。
「でも、、」
それでも、涼君は私を心配する。
それに、私は涼君の方を見て、
「大丈夫です!!冬夜君がいるから!」
「、、、、まぁ、アイツなら多少は…」
涼君は少し嫌な顔をしてそっぽを向く。
冬夜君のどこが嫌いなんだろう…。
あんなに優しいのに…。
まぁ、表向きは…、、。
「だから、心配しないで、何かあったらすぐ電話するから!!ね?」
そう言うと涼君は渋々頷く。