犬系男子を被った王子様
「ッ!!」
私にキスをした。
初めてのキス。何がなにか分からない私。
やがて、口が離れると、
「淋、、ボーッとしてるよ」
「え?あ、えと、、」
冬夜君の声で、現実に戻り顔がぽ~~!!と、赤くなる私。
「アハハッ!!もう、、淋って面白いね…」
冬夜君は私の反応で笑い出す。
「そ、そんなに笑わなくても…、、」
私がムスッとすると、冬夜君はでも、、と、付け足す。
「俺は淋のそんなところが好き」
「なッ!!」
また、顔に熱を持つ。
今日のお祭りは、物凄く特別となった。
だけど、この夏休み明け、私達に襲う出来事が来るなんて今の私達は知らない。