犬系男子を被った王子様




でも、この方法しか…。


初めて会った日。
二人で夕日を見た思い出。
思い出すあの言葉。




『今日からここを俺と猫宮さん、二人の”秘密場所”にしよう!』


「ッ…!!」





私は涙を拭って決心する。



「やめて!冬夜君!」



私の声を聞いて冬夜君は私の方を見た。




「紫音君…。絶対守ってくれるんだよね?」



「うん。勿論♪」



私は紫音君に歩み寄る。










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