犬系男子を被った王子様



「さすが、冬夜だなぁ~!いっそ歌手になれよ」


「嫌だね~」



宇佐川君が褒めるが犬川君は軽くそれを無視する。



「じゃあ、私はこれを歌おうかなぁ~」


お次は香だ。
香の歌声を聴くのははじめての私。
ワクワクしてると、宇佐川君が私を呼ぶ。



「おい、猫宮」


「ん?何?宇佐川君」


私が飲み物を手に振り替えると宇佐川君は何か照れている。
私が疑問に思ってると宇佐川君は口を開く。


「天川って、その、好きなひといんのかな…」



思わず飲んでいた飲み物を吹きそうになった私。


< 84 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop