犬系男子を被った王子様
「さすが、冬夜だなぁ~!いっそ歌手になれよ」
「嫌だね~」
宇佐川君が褒めるが犬川君は軽くそれを無視する。
「じゃあ、私はこれを歌おうかなぁ~」
お次は香だ。
香の歌声を聴くのははじめての私。
ワクワクしてると、宇佐川君が私を呼ぶ。
「おい、猫宮」
「ん?何?宇佐川君」
私が飲み物を手に振り替えると宇佐川君は何か照れている。
私が疑問に思ってると宇佐川君は口を開く。
「天川って、その、好きなひといんのかな…」
思わず飲んでいた飲み物を吹きそうになった私。