犬系男子を被った王子様
猫系女子×気持ち
・猫系女子と秘密のレッスン
あれから数ヵ月…。
時はたち、遂にあの期間が始まる。
「それじゃあ明日から1週間テスト期間に入るしっかり勉強するように…」
そう言い先生はその場から去る。
「もうっ!テスト期間だよ!淋明日から!………淋?」
香に呼ばれても反応なしの私。
「どうしよう…ニガテ対策してない!他の教科は大丈夫だけどどうしよう!」
私は香にしがみつく。
「り、淋…あなたそう言って結局はいい順位取れてたじゃない!」
香は私をベリッと引き剥がす。
だが、私は首を横に振り、
「あれは偶然だよー!」
私はメソメソしながら香に言う。