白雪姫の王子様
プロローグ
雪のように白い肌。
血のように赤い頬と唇。
黒檀の窓枠の木のように黒い髪。
毒林檎を食べてしまったお姫様は、1度死んでしまうけど、王子様の口づけで再び目覚める。
──それは、女の子なら幼い頃に1度は読んだことがあるだろうおとぎ話。
そんなキラキラ眩しいプリンセスに憧れて、女の子(お姫様)は今日も、王子様の迎えを夢見て待つ──。
< 1 / 366 >