白雪姫の王子様




……ん、ちょっと待って。


じゃあ、私は?


今まで接してきた中で、そんなふうに感じたことは一度もないんだけど。


居間についた私は、座布団に腰を下ろしながら全力で頭を働かせる。


すると、ある1つの説が浮上した。


……もしかして。


もしかして私……犀川くんに女の子として見られてない!?


その瞬間、頭に鈍器で殴られたような衝撃が走った。




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