白雪姫の王子様
「確認お願いします」
犀川くんがケータイを受け取って、撮ってもらった写真を確かめる。
そこにはバッチリと、犀川くんにお姫様抱っこされる自分の姿。
わぁ、周りから見たらこんなかんじになってたんだ……。
っていうか私緊張しすぎ。
なんとも言えない羞恥心が込み上げるのとともに、ちょっぴり嬉しくもなった。
「大丈夫です。ありがとうございました」
お礼を言い、私達はその場を後にした。
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