白雪姫の王子様




「おじいちゃん、今日の夕飯はチャーハンね!」


「よくわかったなぁ、正解じゃよ」


「やったー! だって、私の大好物なんだもん」



台所まで駆けて行って、目を輝かせる。


さっきまでの疲労がまるでなかったかのように、喜びのままに飛び跳ねた。



「はっ、しまった!」



そんな時だった。


突然重大な何かを思い出したように声を上げたおじいちゃんに、私は驚かされる。




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