白雪姫の王子様




「ん? どうかした?」



“どうかした?”じゃないわよ、バカ〜〜っ!


女の子に向かって“血の気が多い”だなんて、そんなの酷すぎるでしょ。



「知らないっ!」



私はフイッと顔を背けた。


その時──。




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