白雪姫の王子様




「間宮、くん?」


「おう、俺は間宮遥輝(まみや はるき)。これからよろしくな」


「浅原白雪です。こちらこそ、よろしく」



フッと零れた笑みにつられて、私も自然と笑顔になる。



「あ。そういやお前、空手やってんの?」


「へっ? ああ、うん。今はやってないけど、昔にね」



間宮くん、私の自己紹介覚えてたんだ!


思ってもみない質問に驚きつつも、私はそうやってすぐさま答えた。



< 94 / 366 >

この作品をシェア

pagetop