愛してるの代わりに
次の約束
☆次の約束☆
夢のような告白から1週間がたったある日の土曜日。
雛子は駅前のカフェで未来を待っていた。
「お待たせ~、雛子」
「お疲れ様」
未来の昼休憩を利用して、近況報告を行うことになっていたのだ。
同じく駅前の百貨店に勤める未来は、相変わらず美人だ。
勤める化粧品ブランドの制服が、ますます美人を際立たせている。
「やっぱり未来ちゃん、いつ見てもその制服似合ってるねぇ」
「一応ブランドの顔だし、ちゃんとしてないと社会人としてダメでしょ」
でも、そんなことより。
「私には、雛子の方がキラキラして見えるけど~?」
「そ、そう? そんなことないと思うけど」
「いやいや、そんなことあるって。前よりも可愛くなったように感じるよ。宮脇効果?」
体中の体温が上がり、頬が熱くなっていく。
「で、どうなの? 順調?」
「うん。私の仕事は規則的だけど慎くんは不規則でしょ? だから、毎日私が寝る前に『おやすみ』ってメール送って、その時に慎くんの時間が空いていたら電話をかけてきてくれるの」
「雛子はいつまで待ってるの?」
「15分くらいかな。それ以上は待ったりせずに、ちゃんと寝るようにしてる。お互い無理はしないでおこうって慎くんと約束したから」
夢のような告白から1週間がたったある日の土曜日。
雛子は駅前のカフェで未来を待っていた。
「お待たせ~、雛子」
「お疲れ様」
未来の昼休憩を利用して、近況報告を行うことになっていたのだ。
同じく駅前の百貨店に勤める未来は、相変わらず美人だ。
勤める化粧品ブランドの制服が、ますます美人を際立たせている。
「やっぱり未来ちゃん、いつ見てもその制服似合ってるねぇ」
「一応ブランドの顔だし、ちゃんとしてないと社会人としてダメでしょ」
でも、そんなことより。
「私には、雛子の方がキラキラして見えるけど~?」
「そ、そう? そんなことないと思うけど」
「いやいや、そんなことあるって。前よりも可愛くなったように感じるよ。宮脇効果?」
体中の体温が上がり、頬が熱くなっていく。
「で、どうなの? 順調?」
「うん。私の仕事は規則的だけど慎くんは不規則でしょ? だから、毎日私が寝る前に『おやすみ』ってメール送って、その時に慎くんの時間が空いていたら電話をかけてきてくれるの」
「雛子はいつまで待ってるの?」
「15分くらいかな。それ以上は待ったりせずに、ちゃんと寝るようにしてる。お互い無理はしないでおこうって慎くんと約束したから」