愛してるの代わりに
マジカルミステリーツアー!?
☆マジカルミステリーツアー!?☆
東京へ着いたふたりがまず向かったのは、未来のリクエスト先であるランジェリーショップだった。
「やっぱり都会は種類が多くていいわ~」
「ホントだ。可愛いものもいっぱいあるねぇ」
次々と商品を手に吟味していく未来と、ひとつひとつをじっくり見ていく雛子。
「ちょっと雛子、それ地味過ぎない?」
「いや、一応レースとかもついているから地味とは言わないと思うけど?」
「うーん、でもせっかくだからこれくらい可愛いのに挑戦してみてもよくない?」
じゃん、と未来が持ってきたのは今まで雑誌でしか見たことがないような総レースの下着。
刺繍もとても細かくキレイで、洗濯機で簡単に回しちゃいけないことが見ただけでもわかる。
「もう私たちもアラサーなんだし、これくらい上品なモノを持っててもいいと思うのよ」
「確かに可愛いし、惹かれるけど……」
「それにねぇ……」
イマイチ乗り切らない雛子に顔をそっと近づけ、耳元で未来がささやく。
「勝負下着くらい持っておいたほうがいいと思うよ~」
「!?」
「真っ赤になっちゃって。雛子ってばやっぱり可愛いっ」
頭をナデナデしてくる未来に、雛子は返す言葉もない。
確かに今後はそういう展開もあるかも知れないけど。
でもまさか、今それを未来に指摘されるとは思ってもみなかった。
東京へ着いたふたりがまず向かったのは、未来のリクエスト先であるランジェリーショップだった。
「やっぱり都会は種類が多くていいわ~」
「ホントだ。可愛いものもいっぱいあるねぇ」
次々と商品を手に吟味していく未来と、ひとつひとつをじっくり見ていく雛子。
「ちょっと雛子、それ地味過ぎない?」
「いや、一応レースとかもついているから地味とは言わないと思うけど?」
「うーん、でもせっかくだからこれくらい可愛いのに挑戦してみてもよくない?」
じゃん、と未来が持ってきたのは今まで雑誌でしか見たことがないような総レースの下着。
刺繍もとても細かくキレイで、洗濯機で簡単に回しちゃいけないことが見ただけでもわかる。
「もう私たちもアラサーなんだし、これくらい上品なモノを持っててもいいと思うのよ」
「確かに可愛いし、惹かれるけど……」
「それにねぇ……」
イマイチ乗り切らない雛子に顔をそっと近づけ、耳元で未来がささやく。
「勝負下着くらい持っておいたほうがいいと思うよ~」
「!?」
「真っ赤になっちゃって。雛子ってばやっぱり可愛いっ」
頭をナデナデしてくる未来に、雛子は返す言葉もない。
確かに今後はそういう展開もあるかも知れないけど。
でもまさか、今それを未来に指摘されるとは思ってもみなかった。