不老不死な王子さまの話
「落ち着きましたか?」

「・・・はい」

ヴィオラさんは暖かいホットチョコレートを持ってきてくれた。

「・・・」

しばらくのちんもくのあと、ぼくは、ヴィオラさんにこうきかれた。

「あの、失礼なんですけど王子さまのお名前はなんでしょうか?」

「・・・ないんです」

そういうほかなかった。

ひとりぼっちだったから・・・

「じゃあ、名前を決めましょう!」

ヴィオラさんは、そうていあんをしてくれた。

「いいんですか?」

ときいた。

「もちろんです!
そうだ!せっかくなので、お互いの名前を決めましょう!」

なんでヴィオラさんがこんなことをいったのかはわからなかったけどききませんでした。




























「ヴィオラってなまえ、けっこういいんだけどなぁ・・・」

ぼくはそうつぶやいた。
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