忘れられない人がいる。
思い出してさ・・・

ーーそして2年が経ったーー

あれから2度目の夏だ。

ガチャ。

「綾。学校からお手紙がきてね?
みんな、綾に会いたがってるって・・・」

私は、あの日から
不登校で学校に行かなくなっていた。

「うるさい。」

「綾!いい加減にしなさい!
もう2年も経ったのよ!?」

もう2年・・・?
私の傷は、
2年何かでいえるものじゃない。

「何でお母さん分かってくれないの!?
もう私の部屋から出てって!!」

それだけ。。。
私の中で隼人は大きい存在だった。

ずっと幼稚園に入る前から
幼なじみだった隼人。

そして・・・
私の大好きだった隼人。







「久しぶりだね・・・綾。」
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