私は先輩の彼女で先輩は私の彼氏です


カンカンカンカン

屋上へと続く階段を登って....

キィ-

屋上のドアを開け、気持ちを整えます。



「............用はなに?」

なんでそんな目で見るの?なんでそんな冷たい目で私を....

「呼びだしたぐらいだから何か大切な話、だよね?」

「え~っと、........今日一緒に帰れませんか?」

「無理」

そっ、即答!?

「なっなんでですか?なにか用事でも....」

「............ない」

「ないんですか!?じゃ、一緒に....」

「帰らない」

「えぇー!」

「あと、こういうのやめてね。めんどくさいから。この無駄な時間の間に本が読めたと思うんだよね」

「ちょっ!先輩!」

キィ- ガチャン

第二段階、失敗です。
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