私は先輩の彼女で先輩は私の彼氏です

「はぁはぁはぁ、間に合っ....」

「ってない!」

「ふぇ!?って、藍かぁー。びっくりさせないでよ!先生かと思った」

「胡桃!そんな呑気な事言ってる場合じゃないよ!」

「え?今日なんかあったっけ~?」

「ドアホ!そんなこと言っとる場合ちゃうわ!今日は新学期やで!」

うわぁ~怒らせちゃったよ。

っと、この子は、白石 藍。髪は黒髪ロングでストレート。とても美人なのに怒ったら関西弁になってしまうのです。それは藍の生まれ育ったとこが大阪だからなんだけど。

で、私の名前は宇都宮 胡桃。髪はハニーブラウンのロングで猫っ毛です。この髪はもともとです。背は低いほう。藍とは幼なじみで幼稚園、小学校、中学校、全部一緒です。

「新学期?ん~、あぁー新学期ね。って新学期!?」

「そう言ってるじゃない。クラス見に行かないと」

切り替えがはやいよ、藍。まさか今日が新学期だったなんて。





「きゃぁぁぁ!胡桃、クラス一緒だよ」

「え、どこどこ?ぬぅー背が低くて見えなーい」

「胡桃、二年A組だよ。今年もA組で良かった。この調子だと良い大学生に行けそうだね」

「A組!?良かったぁ。去年は遊びすぎたからB組かと思ったよ~」

「そうだね。去年はちょっと遊びすぎたかな。今年は勉強しようね」



この学校はちょっと変わっててA組、B組、C組、S組ってのがあって、成績を基準にクラス分けがされている。S組はA、B、Cの中で1番頭がいい人が入れる。A組はその次に頭がいい人が入れる。
その次にB組、C組。S組かA組に入れたら良い大学に行かせてくれるので新学期前になるとみんなすごい気合いが入る。
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