私は先輩の彼女で先輩は私の彼氏です
どうやら照れていただけのようです




「胡桃ちゃんって小さくて可愛いね~」

「いえ、そんなことは....」

この男の人、少しとか言って話しが長いです。どうやって逃げたらいいのでしょうか?少し、気持ち悪くなってきました。

「ねぇ、一緒に抜けない?この近くにいい店知ってるんだぁ」

きました!藍の言ってたやつです。私はこの手には乗りませんよ~?

「いえ、遠慮しときます....」

「そんなこと言わずに、ね?」

この人、怖いっっ。物凄い力で私の腕を掴んでいる。痛いっっ!誰かっ!

「僕の彼女に何してんの?」

「あん?誰だ、お前。邪魔するなよ」

「聞こえなかった?僕の彼女って言ってんだけど。機嫌悪くさせないでよ」

「ひぃぃぃっっ!」

「行くよ」

「きゃ、きゃぁっ」

そこには物凄く機嫌の悪い先輩の姿が。
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