恋愛ゲーム
なかなか…
いや、
学園イチ可愛いかも。
俺は早くあいつを自分のモノにしたくて
うずうずしてきた。
「勇馬様」
松島がスッと俺の横にきた。
「…びっくりした」
俺はリアクションをとる。
「びっくりなんかしてないでしょう?」
そう言ってクスッと笑う松島。
まじでびっくりしたんだけど。
「…で、なに?」
「ああ、
次のターゲットはあの方ですか?」
松島は扉の前であたふたしているあいつを指さす。
「そうだけど…
なんで分かんの?」
「先ほど声に出されてましたから。」
…そうだっけ。
まあいい。
「あいつの情報、
全部持ってきて。」
「すでにご用意させていただいております」
おお…
「さすが松島っ!!」
そう言って
バンバンと背中を叩く
松島は俺の手の届かない範囲のところへと後退りした。
…
俺は松島の主人だもんな、
当たり前か。
そうやって考えていたら松島があいつの情報を
ペラペラと言い出した。