先輩はトモダチ
「2限??まだ寝てられるだろ?」
コーヒーを置きながらいっちゃんはあたしを見る。
「んーなんか早く起きちゃったんだもん。
いっちゃんと一緒にもう大学行っちゃおうかなと思って。」
「ふーん…別に構わないけど。」
いっちゃんは、そう言って微笑んでくれる。
「2限までどうやって時間潰してるの?」
「んーどうしよう…??」
「早めに行っても、つまんないだけじゃないの?」
「えー……」
ちょうどその時、ケータイが音を鳴らした。