深月のこころ2





昔と同じ、人気のない駐車場まで車を走らせた。






あぁ。


やっぱり昔の関係に戻るんだ。



私は、もう引き返せないところまで来てしまったと、少し後悔した。




車を止め、別居についての愚痴を、もう一度詳しく聞いてもらった。





うん‥、うん。





あなたは他にはなにも言わず、ゆっくり私の愚痴を聞いてくれた。



すらすらと頭から素直な気持ちが、言葉になってでてきた。
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