LOVE WORLD







「面白い獲物みーっけ♪」
















校庭から教室までの道のりを真衣と隣に並んで喋っていると…



「ねぇ!!」


見知らぬ男の人から声をかけられた。


「俺3年の大和(ヤマト)って言うんだけどさ」

「はぁ…」


明らかに話かけられているのは真衣の方。

真衣は美人さんだから先輩にとってストライクだったのかな??

なーんて考えて、真衣の恋の応援の為に真衣達から離れようとすると…



―ドン…ッ



『!!』


真衣達を見ながら横歩きをしていたせいで、誰かとぶつかってしまった。

急いで謝ろうと顔をばっとぶつかった方に向けると…



『…』


見た印象はまず、イケメン。

細い体にスラッと高い背。
モデルさんみたいな顔立ち。


カッコイイーッ!!

って、見惚れてる場合じゃないよ!!
謝らないと!!



『あの!!…「お!功じゃん!おそよ!」


さっきまで真衣と話していた大和先輩が私のぶつかった相手を見て軽い挨拶をした。


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