冷たい君。




こんな言葉が頭をよぎった。
からかわれているのだろうか。
君にキスされたことを思い出す。
からかわれているとしか思えない。

そんなことを考えていたら
ふつふつと怒りがこみ上げてきた。
私はいたって真面目に君のこと好きになった。

君のまとっている雰囲気が。
君の仕草が君の真剣な表情が。
君の全てが私の胸を焦がす。
君をみるたび

『すき』

と言ってしまいたくなるくらいに。
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