冷たい君。
私は自分でも気がつかないうちに
君を見つめていたみたいだった。
そんな私の視線が鬱陶しくなったのか
「なに?」
君はやはり冷たく言い放った。
あまりにも冷たく言われのと
見つめてしまっていたのか。
この二つの気持ちが入りまじり
言葉を発せずにいると
「そんなに見られたら気が散る。」
また冷たく言い放ち君は本を読む。
その言葉にはっとした私は君に
『ごめんね』と謝ってみたものの
君からの返事はなく
私は肩を落としながら次の授業へと準備を始めた。