追憶のエデン
「姉様がそれで助かるなら、俺は…死ぬ事すら、嬉しいんだ……。
姉、っ様……はぁ…ぁ…幸せに、幸せにな…って?ぉ、れの…手で…んぐっ…俺の手でじゃ…ないのは、悔しいけ…ど…」






―――姉様。俺は姉様との時間全てが幸せでした。この魂が消滅したとしても、この気持ちだけは持っててもいいよね?
だって初めての気持ちだったんだ…

愛してるよ、アリシア。







―――未羽。友達じゃないなんて言って酷い事してごめんね。


もう伝える事は出来なくなっちゃったけど、未羽がイヴじゃなかったら良かったのに、って何度も思うくらい、未羽の事、友達として大切な女の子だったよ。


もしまた出逢う事が出来たら、今度こそ……本当の友達になってくれるかな?



……なんてねっ!都合良過ぎか!あははっ


……それでも今度こそ約束を守りたいんだ……次があるか分かんないけど……





























―――姉様、未羽……バイバイ。
< 65 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop