【短編】素敵なプレゼント!
12月25日。
クリスマス当日。
カーテンの隙間から射し込む光で目を覚ました。
「あっ!忘れてた!サンタさん!」
そう、身体を起こそうとしたとき何かが腰に絡まって起き上がれないことに気づいた。
え?何?
不思議に思いながらも布団を持ち上げると……
「…っ!?ぎゃあああああ」
なになに!?
なんで!?
どうしてコイツがいるの!?
「……んだよ、うるせぇな。起こすんじゃねぇよ」
むにゃむにゃとあたしの腰に腕を巻きつけて寝ている一人の男。
隣の家に住んでいて
そんでもってあたしの幼なじみ
亮(リョウ)だ。