オヤスミナサイ~愛と死を見つめて~
今日、夢くんが私を迎えにきてくれる手筈だった。
もうすぐ、約束の時間だ。
「梨聖ちゃん、そろそろ渡海さんが来るんじゃない?」
「うん」
「ダンボールとか、荷物、玄関先に置いておきましょう」
お母さんが言うと、お兄ちゃんが、
「どれ、手伝ってやる」
と、珍しく優しさを見せた。
お兄ちゃんとお母さんに手助けしてもらって、荷物を玄関に置いたところだった。
ピンポン、とチャイムが鳴った。
「あらあら、時間ぴったりね」
お母さんがドアを開けた。
「どうも、こんにちは」
夢くんが、にこにこ笑顔で立っていた。
「いらっしゃい」
お父さんも出てきた。
もうすぐ、約束の時間だ。
「梨聖ちゃん、そろそろ渡海さんが来るんじゃない?」
「うん」
「ダンボールとか、荷物、玄関先に置いておきましょう」
お母さんが言うと、お兄ちゃんが、
「どれ、手伝ってやる」
と、珍しく優しさを見せた。
お兄ちゃんとお母さんに手助けしてもらって、荷物を玄関に置いたところだった。
ピンポン、とチャイムが鳴った。
「あらあら、時間ぴったりね」
お母さんがドアを開けた。
「どうも、こんにちは」
夢くんが、にこにこ笑顔で立っていた。
「いらっしゃい」
お父さんも出てきた。