オヤスミナサイ~愛と死を見つめて~
その頃から、想太とさやかのつきあいがあったのだろう。
去年、彼氏に祝ってもらえなかった分、今年は夢くんという素敵な彼氏とドライブデートだ。
ほんと、人生って何が起こるかわからない。
まさか、想太とさやかがつきあってただなんて。
まさか、去年までは知らないひとだった、夢くんという彼氏ができるだなんて。
巡り合わせ。これも、日頃の行いがいいからなのか。
「どこの海に行くの?」
「梨聖ちゃんと出会った海岸」
「素敵ね。私たちの出会いの場だもんね」
「そうだね。俺はずっと、きみのこと見てきたけど」
「大学祭の頃からでしょう。ずっとじゃないじゃん。ほんの数週間だよ」
「そっか。でも、随分と昔からきみに焦がれていた感じだな」
「また口が上手い……」
「本当にそう思うんだもん」
「きっと、夢くんは真っ直ぐ育てられてきたのね。どんなご両親なの?」
去年、彼氏に祝ってもらえなかった分、今年は夢くんという素敵な彼氏とドライブデートだ。
ほんと、人生って何が起こるかわからない。
まさか、想太とさやかがつきあってただなんて。
まさか、去年までは知らないひとだった、夢くんという彼氏ができるだなんて。
巡り合わせ。これも、日頃の行いがいいからなのか。
「どこの海に行くの?」
「梨聖ちゃんと出会った海岸」
「素敵ね。私たちの出会いの場だもんね」
「そうだね。俺はずっと、きみのこと見てきたけど」
「大学祭の頃からでしょう。ずっとじゃないじゃん。ほんの数週間だよ」
「そっか。でも、随分と昔からきみに焦がれていた感じだな」
「また口が上手い……」
「本当にそう思うんだもん」
「きっと、夢くんは真っ直ぐ育てられてきたのね。どんなご両親なの?」