オヤスミナサイ~愛と死を見つめて~
ふらっ、とそこで私は倒れてしまった。
「危ないなぁ……どれ」
そう言って、夢くんは屈んで、背中を見せてくれた。
「え?」
「おぶってあげる」
「え、いいよ。恥ずかしい」
「大丈夫。暗がりで見えないよ」
「私、重いし、夢くん、具合悪くなっちゃうよ?」
「大丈夫。ほら」
優しい夢くんの誘いに、私は素直に従うことにした。
ちょっともたれかかると、夢くんは、よっ、と声を出して私を持ち上げた。
「やっぱり恥ずかしい……」
「いいって。いいって。ほら、ちゃんと掴まらないと落ちるよ」
「うん……」
私は夢くんの肩に手を回した。
おんぶされるのなんて、ちいさい頃にお父さんにやってもらって以来だ。
「危ないなぁ……どれ」
そう言って、夢くんは屈んで、背中を見せてくれた。
「え?」
「おぶってあげる」
「え、いいよ。恥ずかしい」
「大丈夫。暗がりで見えないよ」
「私、重いし、夢くん、具合悪くなっちゃうよ?」
「大丈夫。ほら」
優しい夢くんの誘いに、私は素直に従うことにした。
ちょっともたれかかると、夢くんは、よっ、と声を出して私を持ち上げた。
「やっぱり恥ずかしい……」
「いいって。いいって。ほら、ちゃんと掴まらないと落ちるよ」
「うん……」
私は夢くんの肩に手を回した。
おんぶされるのなんて、ちいさい頃にお父さんにやってもらって以来だ。