Le Petit Princesse
二人はまだ森の中を歩いていたが、空腹を感じて止まる事にした。




「朝の所よりここの方がベリーいっぱいあるよ!」




エリックが言うと、二人は両手いっぱいにベリーを集めた。




「やっぱり酸っぱい…私ベリー苦手だなぁ。」


「えー、別に普通だと思うけど。」


「あんまり食べないからかなぁ?
慣れてないのかも…ってあれ?」


「ん?」


「私記憶ないのにベリーの酸っぱさに慣れてないって…記憶がなくなるまえに何食べてたんだろう?」





フローラが考え込むと、エリックは首を傾げた。
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