Le Petit Princesse
ーーもうダメだ…!
ブライアンの歯が少し首に当たるか当たらないかというところで、ブライアンは吹き飛ばされていた。
「…えっ?」
フローラは一瞬何が起こったのかが分からなかった。
「イケメン王子、何か怪しいと思ったんだ!」
ーー嘘…だってさっきあんなに拗ねてたのに?
そこにいたのはエリックだった。
「…なっ!お前…。」
「エリックっ!」
「フローラ、戻らないと。」
そう言ってエリックはフローラの手を引いた。
エリックは前を歩いているため、どんな表情をしているのかは見えなかった。
「エリック、ごめんね…それからありがとう…!」
ーーエリック、怒ってるよね…?
エリックはしばらく黙っていた。
だが急に振り返ると、フローラの唇にキスをした。
「フローラは隙があり過ぎるんだよ。今ので許すけど、次はないからね?」
そう言って笑顔を向けた。
フローラはしばらく固まってしまったが、だんだん赤くなっていく顔を見られないように、つい俯いてしまった。
ーーエリックって…何者なの⁈
ブライアンの歯が少し首に当たるか当たらないかというところで、ブライアンは吹き飛ばされていた。
「…えっ?」
フローラは一瞬何が起こったのかが分からなかった。
「イケメン王子、何か怪しいと思ったんだ!」
ーー嘘…だってさっきあんなに拗ねてたのに?
そこにいたのはエリックだった。
「…なっ!お前…。」
「エリックっ!」
「フローラ、戻らないと。」
そう言ってエリックはフローラの手を引いた。
エリックは前を歩いているため、どんな表情をしているのかは見えなかった。
「エリック、ごめんね…それからありがとう…!」
ーーエリック、怒ってるよね…?
エリックはしばらく黙っていた。
だが急に振り返ると、フローラの唇にキスをした。
「フローラは隙があり過ぎるんだよ。今ので許すけど、次はないからね?」
そう言って笑顔を向けた。
フローラはしばらく固まってしまったが、だんだん赤くなっていく顔を見られないように、つい俯いてしまった。
ーーエリックって…何者なの⁈