Le Petit Princesse
心の蓋
ーー妻がいないと国王として国を治める力が足りなくなってしまうのね。
だからアングリア王国の国民の力を使ってた…。
でも私が結婚して国王が変わればアングリア王国の人々は解放されて全てが元通りになるよ。私が結婚すれば済む話だわ…。
フローラは部屋に戻ると、また考え込んでいた。
「フローラっ!」
「…エリック。…今はお願い。一人にしてくれない?」
「え?だってさっきご飯食べたら遊ぶって言ってたのに…」
「ごめんね…エリック…。」
フローラは今にも泣きそうな顔をしていた。
「こんな状況で一人に何かさせられないけど。」
そう言ってエリックはフローラがいるベットの向かいのイスに座った。
「…何かあったの?」
「私、エリックの事好きだったよ…」
「何、嫌いになったって事⁈」
「違うの!こうやって二人でいると勘違いされちゃう…」
「勘違いも何も…」
「…とにかく、私はもうエリックと一緒にいれないの…!」
そう言ってフローラは泣き崩れた。
それを見たエリックは、状況が理解できずに立ち尽くしていた。
だからアングリア王国の国民の力を使ってた…。
でも私が結婚して国王が変わればアングリア王国の人々は解放されて全てが元通りになるよ。私が結婚すれば済む話だわ…。
フローラは部屋に戻ると、また考え込んでいた。
「フローラっ!」
「…エリック。…今はお願い。一人にしてくれない?」
「え?だってさっきご飯食べたら遊ぶって言ってたのに…」
「ごめんね…エリック…。」
フローラは今にも泣きそうな顔をしていた。
「こんな状況で一人に何かさせられないけど。」
そう言ってエリックはフローラがいるベットの向かいのイスに座った。
「…何かあったの?」
「私、エリックの事好きだったよ…」
「何、嫌いになったって事⁈」
「違うの!こうやって二人でいると勘違いされちゃう…」
「勘違いも何も…」
「…とにかく、私はもうエリックと一緒にいれないの…!」
そう言ってフローラは泣き崩れた。
それを見たエリックは、状況が理解できずに立ち尽くしていた。