Le Petit Princesse
「えっと…何て呼べばいい?」
彼は困ったようにそう聞いてきた。
「あなたの名前は?」
彼女は質問で返してしまった。
自分の名前が分からないからだ。
「僕はエリック。君は?」
「エリックっていうのね!…私はわからない…」
彼女は俯きながらそう答えた。
「やっぱり…何処から来たのも分かんないって言ってたけど…記憶がなくなったとか?」
「…そうなのかなぁ?いつから記憶がないかも分からないの…」
彼女は芝生のような草を見つめながらそう言った。
彼は困ったようにそう聞いてきた。
「あなたの名前は?」
彼女は質問で返してしまった。
自分の名前が分からないからだ。
「僕はエリック。君は?」
「エリックっていうのね!…私はわからない…」
彼女は俯きながらそう答えた。
「やっぱり…何処から来たのも分かんないって言ってたけど…記憶がなくなったとか?」
「…そうなのかなぁ?いつから記憶がないかも分からないの…」
彼女は芝生のような草を見つめながらそう言った。