忘れられた蛍

ぶつぶつと誰に向けるでもない文句を言いながらエアコンのリモコンを探そうと起き上がり部屋を見渡す

私は家族が嫌い。だか今年の春から家族とは離れて暮らしている

お父さんと妹は好きだけどね
…まぁ本当のお父さんじゃないけど
妹とも異父姉妹だけど


ここの家賃やらなんやらは私の本当の父が出している

そんな一部屋しかないこの部屋…置いてあるものは少なく、他の同年代の女の子の部屋に比べたら女の子らしさにかけている。

ここの家に来てからエアコンなんて使ったことないからな…ついてるけど。
リモコンどこかな。


ふとベッドの方を見た時

私は数秒固まってしまった
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