君色の手紙
「はぁ!?ちょっと!!アンタは煩わしいから黙ってな!」


と、絵里がフォローしてくれる!



「でもさ、俺はガチでそう感じたぜ?それに、お前ら中学の頃、めっちゃ仲良かったジャン?」



「っ!!!」



ちょっと待ってよ!!



颯斗の前でそんな話しないで!!!




昔の私だったら、


“そんなわけないじゃん!馬鹿!”


とか言えたけど、


今のこの状況では冗談まじりに返せない!!




すると颯斗が間に入った!


「もう五年も前のことだろ?昔の話だよ。それ。」




!!!!!




昔の………はなし………。



五年 “も” 前のこと………!!




「なぁ!間宮もそう思うだろ?俺はできればお前らがくっついて欲しかっ」



「やめてよッッ!!!!!」



気づけば私はその男子に怒鳴っていた!
< 11 / 33 >

この作品をシェア

pagetop